ラオスの国民食的な麺料理と言えば絶対に外せないのが「カオピアック」
ラオスの首都ビエンチャンには至る所に「カオピアック」のお店があり、食事時にはだいたいどこも大繁盛。
その中でも特におすすめなのがタートダム周辺にある2軒のお店
このエリアには「カオピアック」の美味しいお店以外にベトナム麺料理フォーの名店もあるので、東南アジアのローカル麺料理を堪能したいという方は絶対に一度は足を運ぶべきでしょう。
というわけでこの記事では、ビエンチャンで是非食べて欲しいおすすめ「カオピアック」3選を紹介します
※記事内の情報は取材当時のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください
カオピアックとは
「カオピアック（ข้าวเปียก）」は直訳すると「濡れた（煮込んだ）お米」という意味で、「米粉」と「タピオカ粉」を混ぜて作る麺でモチモチした食感が特徴
ラオス人は「カオピアック」を朝食として食べることが多いそうで、人気店にはひっきりなしにお客さんがやってきます
そのまま注文すると「おかゆ」が出てくるので、麺料理のカオビアックを食べたいときは「カオピアックセン（ข้าวเปียกเส้น）」と言いましょう
ビエンチャンおすすめカオピアック①Delicious Noodles（カオピアックセープ）
Delicious Noodlesの外観
注意していないと簡単に通り過ぎてしまうような小さなお店ですが、私が食べた中で一番おいしいと思ったカオピアックはこのお店！
店名は「カオピアックセープ」（直訳すると美味しいカオビアック）で、青い看板に「Delicious Noodles」と書かれているためグーグルマップ上では違った名前で登録されています
一応夕方まで営業しているようですが、無くなり次第終わるようなのでできるだけ早めに訪問するのがおすすめ！
メニュー表はないので、頼みたいものをお母さんに伝えましょう
うまく伝わらないときは「麺」を指さしましょう
「カオピアックセープ」にはおかゆもあるので、麺を食べたいときは「カオピアックセン」とはっきり言うか近くにある麺を指さすのがおすすめ
恐らくその後に「何のカオピアックにするの？」と聞かれるので、入れたい具材を伝えましょう。
初めて行く方は、「カオピアック ガイ（鳥のカオビアック）」か「カオピアック ムークロープ（揚げ豚のカオピアック）」がおすすめ
「ルークチン（つみれ）」など並んでいる食材を追加してカスタマイズすることも可能ですよ。
カオピアック ムークロープ（豚の血は抜いています）
「カオピアックムークロープ」を頼むと上のような麺が登場！
塩味が強いながらあっさり系の澄んだスープなので「ムークロープ（揚げ豚）」の香ばしさが絶妙にマッチしています。
カオピアックガイ（豚の血は抜いています）
「カオピアック ガイ」はこんな感じで、「揚げ玉ねぎ」が入っているので「ムークロープ」が入っていなくても充分香ばしく感じます。
カオピアックムークロープにルークチン追加
意外と美味しかったのがルークチン（魚や肉のつみれ）
日本やタイの「つみれ」とは一味違った感じなので、余裕があればルークチン入りのカオピアックを注文するのが絶対オススメです。
見た目からは想像できないほど塩味がしっかり付いたスープ
見た目からスープの味が薄いのかなと一瞬思いましたが、飲んでみるとしっかり塩味が効いています
もし物足りなく感じたら、テーブルの上にある調味料で自分好みに味付けしましょう。
私は試さなかったのですが、一緒に行った女性陣はショウガの搾り汁を入れると美味しいと言っていました。
「もやし」と「マナオ」はもちろん使い放題！
「もやし」をたっぷり入れると大盛りにしなくても食べ応えがかなりありますよ。
ちなみに「カオピアックセープ」ではタイバーツやドルでの支払いができない可能性が高いので、しっかりキープに両替してから行くことをおすすめします
ビエンチャンおすすめカオピアック②Khao Piak That Dam（カオピアックタードダム）
分かりにくいので初めての方は間違いなく迷ってしまうはず
マッサージ店の右側です
「Khao Piak That Dam（カオピアックタードダム）」があるのは「タードダム」のすぐ近く。
お店の正式名称は「カオピアック・メーベ」で、マッサージ店の右側にあるお店です（非常に分かりにくい）
カオピアックセープと比べると1.5倍くらい広い店内
キープの暴落に伴い現在はかなり値上がりしています
「カオピアックタートダム（メーベ）」の注文方法は簡単で、基本的に「カオピアック」のサイズを選ぶだけでOK
- カオピアック（小）35000kip
- カオピアック（中）40000kip
- カオピアック（大）45000kip
※価格は2024年時点
先ほど紹介した「カオピアックセープ」よりドロッとしたスープが特徴
麺は他店よりも細めかも
骨付き肉がゴロゴロ入っています
先ほど紹介した「カオピアックセープ」よりはドロッとしたスープが特徴で、鶏ガラ出汁がよく出ています。
麺は少し細目で喉ごしが控えめに言っても最高。
肉がゴロゴロ入っていてすごいと思ったのですが、骨ばかりでほとんど食べられる部分はありませんでした。
テーブル備え付きの調味料は少なめ
卓上に置かれたバトンコー（揚げパン）
卓上の調味料は少なめで、先ほど紹介した「カオピアックセープ」で人気の「ショウガの搾り汁」もありません。
地元の人を見ていると「カオピアック」に「バトンコー（揚げパン）」をちぎって投入していたので真似してみましたが、「鶏がらスープ」が浸み込んだ「バトンコー」は病みつきになりそうな食感でした。
カオビアック（中）と（小）を比較
カオピアックの（小）と（中）を並べてみると上の画像のような感じで、見た目で分かるほど大きさに差があります
男性でも「カオピアック（中）」を食べればかなりお腹いっぱいになるはずなので、はしごをしようと思っている方は（小）を注文すると良いかもしれません。
ビエンチャンおすすめカオピアック③Phim Phone Noodle shop
Dongpalane通り沿いにある「Phim Phone Noodle shop」
緑/白の日よけが目印
Dongpalane通り沿いにある「Phim Phone Noodle shop」は地元民に愛されている人気カオピアック店
あまりにも人気だったのでつい入店したのですが予想以上の美味しさでした！
「タイ領事館（Embassy of Thailand）」から徒歩10分程度なので、タイのビザ更新が目的の旅行者の方にもおすすめしたいお店。
メニュー（一番上が普通のカオピアック）
具材を追加トッピングすることも可能（この日は鶏肉を追加）
麺を茹でる大鍋
卓上の調味料
バトンコーも置かれています（有料です）
カオピアック ガイ（取材時は55000kip）
自分の好きなようにアレンジしながら食べられるのが嬉しい
パクチー/揚げ玉ねぎ
もやし/マナオ
この日はこんな感じでいただきます
塩味強めのクリアスープ
喉越しが最高な麺
骨付きの鶏肉がたっぷり入っていました（有料で追加）
後半はマナオをかけて味変
事前情報無しの飛び込み入店でしたが、予想外の美味しさに2日連続訪問。
塩味強めのクリアスープなので好き嫌いは分かれるかもしれませんが、個人的にはかなりおすすめのお店ですよ
ビエンチャンおすすめカオピアック3選まとめ
迷ったらまずはDelicious Noodles（カオビアックセープ）が良いかも
今回紹介した3軒は比較的近い距離にあり、市内中心部やタラートサオから歩いていくことも可能！
どこか一軒しか行けないときは、最初に紹介したDelicious Noodles（カオピアックセープ）に行くのがおすすめですよ。
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